なんとか鑑定団でときには数百万円もの値段だつくこともある古着の着物。アンティークと呼ばれる着物ですが、色やデザインや質感がやはり現代の着物とは比較にならないほど魅力があります。
そんなアンティーク着物をもし着る機会があったときには、髪型もアンティークに仕上げたいものです。もちろんロングヘアーが基本ですが、つけ毛を利用してもいいでしょう。アンティーク風にまとめるポイントはふっくら感を出すこと。大正時代の雰囲気でしょうか。竹久夢二の絵を知っている方ならピンとくることでしょう。襟足のあたりにボリューム感のあるまとめ髪です。
まず髪全体にカーラーで巻きクセをつけ、櫛でといてボリュームを出していきます。両サイドから襟足方向に髪を巻き込んでいき、レトロ風の髪飾りで留めます。額の部分はすっきりと、そして後ろにたっぷり。この非対称性が大正デモクラシーを彷彿とさせてくれます。
また逆に、アンティーク着物にアバンギャルドなヘアスタイルをぶつけるのもおもしろいかもしれません。平成と大正のコラボレーションとでもいいましょうか、そのコントラストが織りなす様はたくさんのギャラリーのかっこうのオブジェになること請け合いです。
頭頂部と両サイドの髪の毛を押さえつけて整えながら後方に流し込みます。それらをまとめたら頭頂部でシニヨンを作って毛先でシニヨンを一周させてピンを留めます。かなり長い髪を要しますので、足りないときはつけ毛を使うといいでしょう。シニヨンにネットを付ければヨーロッパ風の雰囲気も出てきます。
もしあなたがショートヘアーでしたら、ここはもう少しヘアアレンジをしてみたいところです。ショートでも工夫しだいではじゅうぶんアンティーク風にまとめることができるものです。レイヤードカットにしている方であれば、前髪を流す方向を内巻きにしてピンで留めますが、クラシックなデザインの飾りピンを使いましょう。こんな簡単なアイディアでいきなり大正時代にタイムスリップするものです。
また、ショートはショートでもボブスタイルもいいかもしれません。前髪とサイドの髪を頭頂部でまとめ、仕上げにシックな色のリボンで飾ります。ポイントはトップにあるていどのボリューム感を出すこと。そして、うしろ髪は襟足で跳ねる感じに少しカールさせてましょう。昔の女学生を思わせるヘアアレンジなので、アンティーク着物というよりも袴(はかま)が似合うかも。

